第3期 第9話 聖地スポット

聖地巡礼の際には周辺の迷惑にならないようご注意ください。

中高浜公園

概要

みんな大好き中高浜公園。またしても名シーンが生まれてしまった。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

ここに来れば名シーンの多くのカットは回収できるので、ぜひ巡礼ルートに入れよう!

Reminiscence

「でしょ? だから考えといてよ。あたしのお願い叶えてる間に。あたしも考えとくから」

言うと、由比ヶ浜はよっと勢いをつけて、立ち上がる。じゃらじゃらと不安定に揺れるブランコから一歩離れると、くるりと体を俺に向け、夕映えを背負った。

「……それで、ちゃんと言う。……だから、ちゃんと聞かせて。ヒッキーがどうしたいか」

赤々と燃える夕陽が目に染みて、俺は思わず目を細める。逆光の眩しさで霞む司会の中、俺は頷きを返す。

それを見届けて、彼女は、綺麗に微笑んだように見えた。

14巻 pp.52.

由比ヶ浜アパート

概要

オシャレで高そうなアパート、普通の住居。閑静な住宅街にある綺麗なアパートである。紳士諸君を信じていない訳ではないが、住所を載せていないのはそういうことである。最寄り駅は稲毛海岸駅なので、あとは愛で見つけ出して欲しい。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

なんとなく想像はつくだろうが、この由比ヶ浜宅、しれっと高い。稲毛海岸駅近くの閑静な住宅街に、綺麗な内装なので当然なのだが……投稿主はここを別荘にして、俺ガイラーたちの活動拠点にする計画があるとか何とか(本気)。

Reminiscence

「どう? めっちゃ料理できそうじゃない?」

「……」

存外、様になっている。

天窓から差し込む斜陽と壁際にはわせた間接照明とが混ざり合い、温かみのある光が生まれ、キッチンという場所も相まって、その光景はカタログに載ってそうなくらいの幸福感がある。

おかげで、バカみたいな妄想が頭をよぎってしまった。

14巻 pp.142.

イオンマリンピア店

概要

結衣とガハママ、八幡がお菓子作りの材料を買いに来たのは、作中ではお馴染みマリンピア。イオンの食品売り場には、実際トップバリューの桃缶が売ってあるらしい。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

作中の記述通り、由比ヶ浜宅からほど近い場所にある。気軽に回れる距離なのはありがたい。夕飯前に買い物に出かける結衣と八幡は、もはや幸せそうな新婚夫婦にしか見えません。

Reminiscence

「今は、確かにそうね。……けど、季節はまたやってくるから」

それはとても優しい声なのに、ほんの少し寂しい響きを伴っていた。俯きがちな横顔は夕暮れ時の彼女に似て、微かな愁いを孕んでいる。きっと、大人だけがする表情だ。

「何年か経って、大人になった時に桃を食べたら、こういうことあったなーって思い出すでしょ? 手作りお菓子ってそういうのが素敵なの」

由比ヶ浜の母親はそっと片目を閉じて、秘密のおまじないを教えるように囁く。その声音は不思議な魔力を帯びているように俺には思えた。

14巻 pp.138.

帰宅ルート

概要

由比ヶ浜宅での料理を終え、夕飯を食べた後の帰り道。マリンピアからコミュニティセンターへ向かう道の突き当たりにある。我々は自分で自分へのケーキか何かを買おう。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

玉縄センター高洲コミュニティーセンター付近にあるので、巡礼ルートに入れやすい聖地になっている。最短距離で駅に向かってないと言うのが、またちょっと良いですよね。

Reminiscence

「うん。けど、楽しかったし。……一緒に作るのって、なんかいいよね。楽しい」

「一人の方が作業効率良いけどな」

ついこぼれ出た憎まれ口に、由比ヶ浜がむーっと頬を膨らませる。それに苦笑を返した。

「けど実際料理してみるとあれだな、作業って感じじゃないんだよな。一緒に作るのは確かに楽しい」

「うん、そうかも」

14巻 pp.160.

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