第3期 第11話 聖地スポット

聖地巡礼の際には周辺の迷惑にならないようご注意ください。

スポーツウェーブ鉄腕24浜野店

概要

3期1話にも登場した、激安バッティングセンター。バッティングセンターだけでなく、ゲームセンターやパチンコ、食堂まで完備している複合施設なので、遊ぶにはうってつけだろう。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

『幕張の一本足』比企谷小町に続き、『アラサーの希望』平塚静という名選手を輩出した千葉県。千葉で過ごせば自然と野球が上手くなるという説もある(ない)ので、ぜひ千葉に住もう。

Reminiscence

ペンを走らせると、紙ナプキンがインクで埋まっていく。端から徐々に塗りつぶされていくが、中央部分だけは白いままだ。やがて、その中央部分にも黒いインクが滲んでいき、次第に空白は一つの言葉の形をとる。

「けど、そういうのを全部ひっくるめて……」

その空白がどんな形になるか見定めないうちに、平塚先生は紙をグイッと俺に押し付けた。

「君が好きだよ」

14巻 pp.306.

小金井公園 たてもの園前広場

概要

昇降口で待っていた結衣と共に向かった公園。80haと都立公園の中では最大規模を誇り、「日本さくら名所100選」に選ばれる観光地でもある。今さら「稲毛海岸駅から90分はかかるぞ!?」などと無粋なことを言ってはいけない。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

彼と彼女を見守りながら、ひそかに想いを寄せていた少女の、ひとつの物語が終わった場所。ベンチで静かに一人で泣いている人がいたら、そっと寄り添って一緒に泣こう……

Reminiscence

「いつかもっとうまくやれるようになる。こんな言葉や理屈をこねくり回さなくても、ちゃんと伝えられて、ちゃんと受け止められるように、たぶんそのうちなると思う」

まとまりきらない言葉を、ゆっくり慎重に口にする。いずれ、俺が少しはマシな大人の男になれば、こんなことだって躊躇わずに言えるようになるのかもしれない。もっと別の言葉を、違う気持ちをちゃんと伝えられるようになるのかもしれない。

「……けど、お前はそれを待たなくていい」

どうにか絞り出して最後まで言い切るのを、由比ヶ浜はカップをぎゅっと握り締め、黙って聞いてくれていた。だが、とりとめのない言葉すぎたのか、彼女は困ったように笑う。

「なにそれ、待たないよ」

14巻 pp.340.

由比ヶ浜邸

概要

3期9話でも登場したゆいがはマンション。最寄りは稲毛海岸なので、どうしても巡礼したい俺ガイラーは愛の力で見つけて、迷惑にならないようそっと訪れよう。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

閑静な住宅街にあり、近くにスーパーもあって、ほどほどの安さのアパート。聖地に住むならここしかない…?

Reminiscence

でも、やっぱり言葉は出ない。

言葉なんて、出ない。

好きだなんて、たった一言じゃ言えない。

それ以前の話で、それ以上の問題で、それどころじゃない感情だ。

あたしは、あたしたちは、初めて本当に恋をした。

14巻 pp.345.

稲毛陸橋

概要

国道14号線の上を通る陸橋。いわゆる告白スポット。京成稲毛駅と稲毛海岸駅の間にあるので、巡礼の際はルートを考えてまわることをお勧めしたい。

ここが俺ガイラー的にポイント高い!

間違い続けたラブコメに、ひとつの終止符が打たれた場所。俺もここで告白しよう!!と思ったそこのアナタ!私と一緒に、まずはお相手を探すところからはじめましょうか……

Reminiscence

「人生を歪める対価には足りないだろうけど、まぁ、全部やる。いらなかったら捨ててくれ。面倒だったら忘れていい。こっちで勝手にやるから返事も別にしなくていい」

雪ノ下がすんと鼻を鳴らし、頷く。

「私はちゃんと言うわ」

そして、俺の肩口にそっと額を当てた。

「あなたの人生を、私にください」

14巻 pp.400.

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