聖地に集った俺ガイルを愛する精鋭たち
トークショーだけではない!千葉コラボ!
2023年、2月25日。1月27日より始まった俺ガイル×千葉市コラボに参加し、事前に千葉市に訪れて、各地に掲載されたポスターからQRコードを読み取り応募し、当選するという幾戦のミッションを突破し選ばれた精鋭250人。開場前に、当日から始まった第二弾コラボスタンプラリーや、お買い物ラリーを楽しむ俺ガイラーたちの姿が。
トークショーも今回のコラボの一つの大きな企画だが、お買い物ラリーやスタンプラリーといった、千葉にさえ行けばだれでも参加できる企画も用意してくださった運営の皆様には頭が上がらない。3月31日まで開催しているので、ぜひ多くの俺ガイラーに参加していただきたい。詳しい概要はこちら。
イベント前の、おなじみの光景?
開場前の14時。そわそわしながらフォロワーさんと京成ローザの前で待っていると、見覚えのあるお姿が。
そう、今回のトークショーの司会を務められた戸部翔役の堀井茶渡さんが!
おぉ!茶渡さんだ!と興奮し、多くのイベントに参加してきたフォロワーさんにお伝えすると……。
だれも驚かなかった。
「まぁ、いつもいらっしゃる」「もはや一ファン」「以前のイベントでは待機列の整理をしていたような気がする」と、古参ファンからはおなじみの光景らしい。茶渡さんの俺ガイル愛がファンによく伝わっている証拠だろう。しかしそのあとに本日の主役、渡先生もいらっしゃり、そこでやっと一同は反応。今からイベントが始まるんだ!と高揚感に溢れていたのを覚えている。
いよいよ開場
14時30分を回り、いよいよ会場へ。
まるで彼ら彼女らがその場にいるような写真撮影が可能だ。提供:ごもく @gomokumeshi_555
歴史を感じさせる少しレトロな会場では、これからトークショーに参加する俺ガイラー、お買い物ラリーに参加している俺ガイラー、映画を見に来た一般の方と少し混雑気味に。メールをスタッフの方に提示し、配布されたリストバンドを装着し、いざ入場!
想像より後ろからステージがはっきり見える会場で、座席が後方の方も一安心。入場時に配られたグッズ販売のお品書きを確認し、「っべー……。お金足りないっしょ……。これ全部買うのいくら?いくらだべ隼人君!」とわたしの心の中の戸部がべーべー悲鳴を上げている中、ついに開演時間に。
千葉市の文字色が俺ガイル色になっているのがわたし的にポイント高いかも! 提供:曲がり道 @magari_oregairu
いざ開演
舞台袖から颯爽と現れたのは司会者の茶渡さん。簡単な注意事項の説明があった後に、渡先生もご登壇していざトークショー開幕!
ここからは、トークショーでの実際のお話をメモできた範囲で要約し、簡潔にお伝えしていく。実際の発言意図とは異なる場合があるので、ご覧になる際はご承知いただくと幸いだ。
茶渡さん(以下、茶)「今の気持ちは?」
渡先生(以下、渡)「そうですね……、すごいありきたりな言葉で言うと、感動しています。10年間があっという間。書いているときはそんなに感じなかったけれど、こうしてたくさんの方に来てもらって、今、みんなの圧とともに感じている(笑)」
茶「千葉市とのコラボについてはどう?」
渡「やっと千葉に胸を張って帰ってこれるのと同時に、恥ずかしい。(笑)『これ渡がかいたやつだぜ』みたいに知り合いに会ったら。(笑)ちょうど千葉で生きてきた時間と作家人生が重なってくる年齢になったので、節目のように感じている。ありきたりな言葉で言うと、感動しています」
茶「俺ガイルの舞台を千葉にするのは最初から決まっていた?」
渡「いや、選択肢がない、取材の必要ないから。(笑)けど、実際結構忘れていて、大人になって一人でこの辺を回る『苦行』のような。(一同爆笑)生きてきた場所だからこそ、感動だったり千葉のノリが書けたのかな。14号バイパス一生渋滞してんな、とか」
茶「アニメ収録時の印象とか覚えてる?」
渡「終わった後毎回江口と飲んだことしか覚えていない。(一同爆笑)アットホームな現場で、三期の収録も時間が空いたからどうなることかと思ったけど、江口の一言目がするっとはいって、『俺の時間が巻き戻ったな』って」
素敵なトークが繰り広げられて、話題は渡先生の誕生日サプライズの話へ。
由比ヶ浜結衣役の東山奈央さんが渡先生の誕生日をお祝いするために収録時サプライズをスタッフと演者で企画したとのこと!
とある回のBパート冒頭に、雪ノ下雪乃役の早見沙織さんが本来のセリフを変更し、
「渡くん、誕生日おめでとう」とサプライズのセリフが!
それを聞いた渡先生の反応が、ありがとう、とかではなく、「……、こんなセリフあったっけ?」と最初はまったく気づかずに、そのあと、スタッフさんに「これ、テープ撮ってる?」とうれしさのあまり録音していたか確認したそう。その全貌が茶渡さんのiPhoneに保存されているようで、素敵な現場の一部を聞くことができた。そして、渡先生曰く、女性声優は個人用のラインはみんなやっていないらしい。
俺ガイル履修済み!?黒歴史を抱えた市長さん
会場も暖まってきたところで、現千葉市長の神谷俊一さんがご登壇。
渡先生も茶渡さんも、お二人のトークのときとは打って変わって、若干タジタジしているようにも見えた。市長さんからは俺ガイルのお話の前に、千葉の観光や魅力についてたくさん語っていただいた。
茶「千葉市の魅力はどのようなところにあるのでしょうか?」
神谷市長(以下、神)「工業のまちというイメージを持たれる方が多いと思いますが、海があったり、内陸に入ると緑豊かなところです」
渡「あらゆる環境がそろっていますもんね、まず東京に近い。(笑)駅前はモノレールなんか走ってて未来都市なのに、二、三駅離れると緑がいっぱいですから。あと、俺ガイルの聖地」
神谷市長はご出身は千葉ではなく、お仕事の関係で千葉にお住まいになられたそう。以前観光課に「何をみればいいですか」と尋ねられた際に、「何もありません」と言われて観光に力を入れられているとか。わたしたち俺ガイラーが千葉に訪れることをすごくありがたい、と仰られており、今は俺ガイルがありますから! という力強いお言葉にわたしたちファンも身が引き締まる思いだった。市長個人は横浜をライバル視しているそう。埼玉在住の私、地元が見向きもされず涙。
出典:兵田印刷ソリューション部長 @hyodasolution
そんな神谷市長だが、実は今回のコラボより前から俺ガイルをご存じだったのこと!
なんと、最初の俺ガイル×千葉モノレールのコラボ(2015年、つまり今から八年前)に関わっていたらしく、昨年行われた郵便局とのコラボで某プライムビデオでご視聴なさったとか。多くの俺ガイラーがそのお言葉に驚き、そして胸を熱くしていたのははっきり記憶している。実際ご視聴なさって、高校生活を思い出されたとのことだった。市長も学生時代に生徒会を経験なさっていたらしく、その高校生活は黒歴史、とのこと。わたしも学生生活にて現在進行形で黒歴史を生産中のため、あまりに共感してしまった。(そのあと、渡先生からぜひとも取材を……、と声をかけられていて会場は大盛り上がりだった。)
その後は俺ガイルの聖地にまつわる千葉のスポットのご紹介。今回のトークショー会場である京成ローザ、稲毛浅間神社、いなげのはま、ポートタワーなどおなじみの聖地を解説していただいた。ここではわたしが印象に残った言葉を紹介したい。
「この辺(京成ローザ周辺)は千葉の秋葉原なんで」渡航
「千葉中央の向こうが閑静な住宅街で、こっちが千葉の歌舞伎町。けどいかつい兄ちゃんたちめっちゃあったかいから!」堀井茶渡
「(中高浜公園のアニメ画が表示されて)人生で一番目にした公園。高校時代の帰り道に感じた郷愁みたいなのがアニメにも反映されたかも」渡航
「(いなげのはまのアニメ画を見ながら)最近ウッドデッキを海に伸ばしたんですけど、最初は税金の無駄遣いだ、というクレームが来て。今は、飲食する場所が足りないというクレームが来るようになりました」神谷市長
「(美浜大橋にて)マラソン大会で走らされた恨みのこもった場所」渡航
「(ポートタワーにて)今日この後ダイヤモンド富士が見えるんですよ!……、あ、本日曇ってるので見えないですね……、行って見れなかったら私のせいにされてしまう(笑)」神谷市長
渡先生と茶渡さんの軽快なトークに、お堅いイメージがあった市長がノリノリで参加してトークを繰り広げる姿に少し驚きつつも、会場を笑いに包み込む素敵な時間となった。
大興奮の書き下ろし公開と、寂しい終幕
終わりも近づき、いよいよ最後のコーナー、イベント新規書き下ろしの公開へ!
市長と渡先生が中央に設置されたパネルを覆った布を取り、いざ解禁!
か、可愛すぎる……。雪乃結衣いろはは言わずもがな、八幡のその照れくさそうにちょっと離れてピースしてるのがあまりにも可愛すぎて語彙力が喪失。後ろにそびえたつポートタワーも千葉を代表する建物といった感じであまりにも今回の千葉コラボに合いすぎている.……。
わたしたちがイラストに夢中になっている間に、もうイベントは終幕へ。
神谷市長と渡先生から、今後についての締めの一言をいただいた。
もしかしたら、今後また俺ガイルコラボがあるかもしれないということと、神谷市長からは千葉市は「俺ガイル一本でいきたい」とあまりにもうれしい一言が飛び出し、感極まってしまった。そのためにも、俺ガイルと千葉市を盛り上げることが必要であるのは間違いなく、神谷市長直々に「俺ガイルの続きを見てみたい」という渡先生への要望も!
そういった素敵なコメントをいただき、写真撮影をしてイベントは終了。
出典:ガガガ文庫 @gagaga_bunko
まだまだ終わらない!イベント物販の開始!
先生方が退場された後に、茶渡さんから物販の発表とそのイラストが公開された。
か、可愛すぎる……。八幡のグッズもあるしアクスタもタぺもみんなクオリティ高いし一体いくら使えばいいんだ……。前列から徐々にグッズを購入し、退場するという感染対策や混雑対策を講じた進行で、後列の人は時間はかかったものの、ほしいグッズは手に入るというとてもありがたい状態。多くの俺ガイラーたちが頭の中で「かわいいから実質無料、実質無料……。」とつぶやきながらたくさんの諭吉英世一葉を置いて行ったに違いない。
そして、グッズ購入を行った人から順にパネルの撮影会に。わたしは持参した先週発売の俺ガイル結 2 とともに撮影。無事イベントは終了した。
天使たちとのご対面
トークショー自体は終了したものの、2月25日から聖地に等身大パネルが設置されていることを知った私たちは、スタンプラリーの景品交換を行えるポートタワーへ出発。トークショーでも名前が挙がった千葉モノレールに乗り、千葉みなとで下車。いざ到着すると、そこには大勢の俺ガイラーが。曰く、17時30分からポートタワーでもグッズ販売が開始されるため、購入するためにお越しになられたとか。わたしたちが着く前に50人から60人近く既に待機列を形成していたらしい。俺ガイルの人気ぶりを改めて実感したひと時だった。
スタンプラリーの景品を交換し、いざ等身大パネルとご対面!
提供:曲がり道 @magari_oregairu
自由に写真撮影が可能とのことだったので、俺ガイラーたちはこぞって列を形成して撮影会タイム。今日買ったグッズを片手に写真を撮る人もいれば、カメラを用意して渾身の一枚を撮影している方もちらほらいらっしゃった。
ポートタワーだけではなく、京成ローザや千葉モノレール千葉駅、パティスリータルブ、高洲コミュニティセンターに等身大パネルが設置されているので、ぜひ皆さん自身の目で確かめてもらいたい。
終わりに
まずは今回のイベントに関わってくれたすべての関係者の方に感謝を申し上げたい。俺ガイルへの愛を再確認しながら、聖地を回り、千葉市の魅力について改めて知ることができる素敵な企画だった。本当にありがとうございました。その中でもお時間を作ってわたしたちのために俺ガイル×千葉語りをしてくださった渡航先生、神谷俊一市長、堀井茶渡さん、本当にありがとうございました!先述したように、まだまだ千葉コラボは続きます。最終日まで、ぜひ奮ってご参加ください!
まだまだ俺ガイルは続き、この十周年を節目にさらに人気になって、わたしたちのように俺ガイルに恋焦がれ続けていく俺ガイラーが増えていくことを願っています。最後にここまで読んでくださった方、画像提供に快く応じてくださった俺ガイラーの皆さん、ありがとうございました!
二月某日、終わらない課題と闘いながら。
コメント
[…] なんともツッコミどころの多いタイトルだが、今回のイベントのメインコーナー。10周年を前に、もう一度俺ガイルを見返していく際にキャスト陣が選んだ俺ガイルの見どころを紹介していくコーナーで、なんと1期、2期、3期と全て紹介していただいた。ここからは前回の俺ガイルトークショーレポート同様に、キャストの皆さんの実際のお話をメモした範囲でお伝えしていく。先述の通り実際の発言意図とは異なる場合があるため、ご覧になる際はご承知いただきたい。 […]